「副業を始めたいけれど、何かを勉強するところからはちょっと重い」
そんなとき、候補に入りやすいのがスキマバイトです。
空いている日に働く。
働いた分だけ収入になる。
長い準備をしなくても始めやすい。
会社員にとって、分かりやすい副業の一つです。
一方で、
休日を使う。
移動時間がかかる。
本業とは別にもう一つ仕事をする。
という負担もあります。
さらに、会社員の場合は勤務先の副業ルールも確認しておく必要があります。
「空いている時間がある=スキマバイトに向いている」
とは限りません。
今回は、実際に働く時間だけではなく、その前後の時間や疲れ方、勤務先のルールまで含めて、自分に合う副業なのか考えてみます。
この記事の結論
スキマバイトを始める前に確認したいのは、主に次の6つです。
- 勤務先の副業ルールに問題がないか
- 毎月どのくらいの時間を使えるか
- 移動を含めると何時間使うのか
- その時間でいくら増えるのか
- 翌日の本業に影響しないか
- 一時的な収入が欲しいのか、長く続く副業が欲しいのか
すぐに収入を増やしたい人には、スキマバイトが合うことがあります。
一方で、将来につながるスキルや継続収入を作りたいなら、別の副業の方が目的に合う場合もあります。
まずは「できるか」ではなく、「無理なく続けられるか」まで確認してみましょう。
- スキマバイトの分かりやすさは「働けば収入になること」
- 始める前に、勤務先の副業ルールを確認する
- 1|まず「本当に空いている時間」を数える
- 2|勤務時間ではなく「家を出てから帰るまで」で考える
- 3|自分の時間をいくらで使うのか計算してみる
- 月1万円なら、何回働く必要がある?
- 4|副業の翌日に何が残るかを見る
- 「できた」と「続けられる」は別
- 5|欲しいのは「今のお金」?それとも「将来の収入源」?
- スキマバイトと、ほかの副業を比べてみる
- こんな人ならスキマバイトを試しやすい
- 逆に、別の方法も見た方がいい人
- 最初は「月1回」でもいい
- 収入が発生した後の手続きも確認する
- まとめ
- あわせて確認したい判断材料
- 「空いている時間」も、自分の時間。
スキマバイトの分かりやすさは「働けば収入になること」
副業には、収入が発生するまで時間がかかるものがあります。
勉強する。
実績を作る。
依頼を探す。
商品やサービスを作る。
その準備期間は、まだ収入にならないこともあります。
スキマバイトは比較的、
「働く」
と
「収入を得る」
の距離が分かりやすい方法です。
そのため、
- 今月少し収入を増やしたい
- 副業が自分に合うか試したい
- 新しく何かを覚える時間はあまりない
- 空いている日だけ働きたい
という場合には候補になります。
ただし、見るべきなのは求人に書かれた勤務時間だけではありません。
始める前に、勤務先の副業ルールを確認する
会社員がスキマバイトを始める場合は、まず勤務先の就業規則や副業・兼業に関するルールを確認しておきます。
会社によっては、副業そのものを認めていても、
- 事前の届出が必要
- 会社の許可が必要
- 同業他社での副業を制限している
- 本業に支障が出る働き方を制限している
- 会社の情報や顧客情報の利用を禁止している
といったルールが設けられていることがあります。
「単発のアルバイトだから大丈夫」
「休日だけなら会社には関係ない」
と自己判断せず、自分の勤務先ではどのような扱いになっているかを先に確認しましょう。
特に注意したいのが、本業と競合する仕事や、会社で知った情報を副業で使うことです。
本業と副業を両立する場合は、
- 本業に支障が出ないか
- 勤務先と競合する仕事ではないか
- 会社や顧客の情報を使っていないか
- 働く時間が長くなりすぎないか
も確認しておきます。
確認する場所は、就業規則、人事制度の社内ページ、副業・兼業規程など。分からない場合は、人事・総務へ確認する方法もあります。
1|まず「本当に空いている時間」を数える
副業を考えると、
「土日は休みだから時間はある」
と思うことがあります。
でも、その時間すべてを副業に使えるとは限りません。
休日には、
- 家事
- 買い物
- 家族との予定
- 友人との予定
- 趣味
- 休息
などもあります。
何も予定がない時間と、
副業に使っても負担にならない時間は別です。
そこで最初に、
「月に何回なら働けそうか」
を考えてみます。
毎週土日を使う必要はありません。
月に1回。
月に2回。
予定のない土曜日だけ。
という使い方でも構いません。
空いている時間を全部副業へ変えるのではなく、「副業に使ってもいい時間」を先に決めておきましょう。
2|勤務時間ではなく「家を出てから帰るまで」で考える
たとえば、
「4時間で5,000円」
という仕事があったとします。
数字だけ見ると、4時間の副業です。
でも実際には、
- 準備する時間
- 仕事先までの移動
- 仕事
- 帰りの移動
があります。
往復で1時間かかるなら、
自分の予定として使う時間は5時間以上になります。
さらに、
交通費がどうなるのか。
食事を外で取る必要があるのか。
などでも負担は変わります。
求人を見るときは、
「勤務時間」
だけではなく、
「その仕事のために何時間予定を空ける必要があるか」
まで見てみます。
3|自分の時間をいくらで使うのか計算してみる
スキマバイトを収入目的で選ぶなら、
一度、時間あたりで考えてみる方法があります。
たとえば、
報酬6,000円。
勤務時間5時間。
なら、勤務時間だけを見れば1時間あたり1,200円です。
でも、
移動などを含めて合計6時間使うなら、
6,000円 ÷ 6時間 = 1時間あたり1,000円。
となります。
ここで、
「安いからダメ」
と決める必要はありません。
その金額でも、
- すぐ収入になる
- 好きな日にだけできる
- 家の近くでできる
- 作業が自分に合っている
なら、十分使いやすいかもしれません。
大切なのは、
「何時間使って、いくら増えるのか」
を自分で分かって選ぶことです。
月1万円なら、何回働く必要がある?
目標金額から回数を出す方法もあります。
たとえば1回5,000円なら、
月1万円を増やすには月2回です。
1回3,000円なら、3〜4回ほど必要になります。
数字にすると、
「月2回ならできそう」
と思うかもしれません。
反対に、
「毎週休日を使わないと目標に届かないならやりたくない」
と分かることもあります。
月1万円の余裕を作る方法はスキマバイトだけではありません。
本業、副業、固定費など、別の方法と組み合わせる選択もあります。
4|副業の翌日に何が残るかを見る
会社員の場合、スキマバイトだけを基準に考えることはできません。
翌日には本業があります。
たとえば、
日曜日に8時間働いて、
月曜日にかなり疲れている。
となるなら、
収入は増えても、本業や生活への負担が大きいかもしれません。
特に確認したいのは、
- 睡眠時間が減らないか
- 翌日に疲れが残らないか
- 休日がすべて仕事にならないか
- 家事などが翌週へ持ち越されないか
- 本業の集中力に影響しないか
です。
一度だけならできても、
毎月続けられるとは限りません。
「できた」と「続けられる」は別
初めてスキマバイトをした日に、
問題なく仕事を終えられた。
予定通り収入も得られた。
それでも、
「来週もやりたいか」
は別の話です。
副業として考えるなら、
1回できたかではなく、
月に何回なら無理なく続けられるか。
を見てみます。
たとえば、
月4回はしんどい。
でも月2回ならちょうどいい。
ということもあります。
その場合は、月2回で得られる金額を自分の現実的な副収入として考えます。
5|欲しいのは「今のお金」?それとも「将来の収入源」?
スキマバイトを選ぶうえで、大きな分かれ道があります。
何のために副業するのかです。
今の収入を少し増やしたい
この場合は、スキマバイトと相性がいいことがあります。
働けば収入になるので、目的までの距離が短いからです。
将来、会社以外の収入源を育てたい
この場合は、少し考え方が変わります。
働いた時間に応じて収入になる仕事だけではなく、
- 自分のスキルを使う仕事
- 実績が残る仕事
- 継続して受注できる仕事
- 少しずつ単価を上げられる仕事
の方が目的に合う可能性があります。
すぐ収入になることと、
将来の収入源になること。
どちらを優先したいのかで、副業の選び方は変わります。
スキマバイトと、ほかの副業を比べてみる
| 方法 | 収入までの早さ | 準備 | 続けた先 |
|---|---|---|---|
| スキマバイト | 比較的早い | 少なめ | 働いた分が収入になりやすい |
| スキルを使う副業 | 仕事を取るまで時間がかかる場合あり | 経験による | 実績や単価アップにつながる場合がある |
| 新しいスキルを使う副業 | 遅くなりやすい | 学習が必要 | 新しい仕事へ広げられる可能性がある |
| 本業で収入を上げる | 会社による | 会社の条件による | 毎月の給与そのものが変わる場合がある |
一番いい方法を決める表ではありません。
自分が今欲しいものに近い方法を選ぶための比較です。
こんな人ならスキマバイトを試しやすい
- すぐに少し収入を増やしたい
- 毎週ではなく空いた日だけ働きたい
- 新しいスキルを覚えるところから始めたくない
- 収入と使う時間が分かりやすい方がいい
- 副業そのものを一度経験してみたい
こうした場合は、小さく試してみる価値があります。
逆に、別の方法も見た方がいい人
- 本業ですでにかなり疲れている
- 休日にほとんど余裕がない
- 副業に使えるスキルを身につけたい
- 将来的に副業収入を大きくしたい
- 働く時間をこれ以上増やしたくない
この場合は、
スキマバイトで勤務時間を増やすより、
本業の収入を上げる方法や、今ある経験を使う副業なども比較してみます。
最初は「月1回」でもいい
スキマバイトに興味があっても、
最初から、
「毎週働こう」
と決めなくて構いません。
まず1回だけやってみます。
そのあとに、
- 家を出てから帰るまで何時間だったか
- 実際にいくら増えたか
- 疲れはどのくらいだったか
- 翌日に影響したか
- もう一度やりたいと思うか
を確認します。
これなら、
「自分にスキマバイトが向いているか」
を実際の経験から判断できます。
収入が発生した後の手続きも確認する
副業で実際に収入を得るようになったら、収入の種類や金額などによって税務上の扱いが変わる場合があります。
「少額だから何も確認しなくていい」
と決めつけず、自分の場合に必要な手続きがないか確認しておきましょう。
勤務先の年末調整だけですべて終わるとは限りません。
分からない場合は、国税庁などの公的情報を確認するか、必要に応じて専門家へ相談する方法があります。
まとめ
スキマバイトは、
比較的始めやすく、働いた分が収入になりやすい副業の一つです。
ただし、
勤務時間だけを見るのではなく、
- 勤務先の副業ルールに問題がないか
- 月に何回できるのか
- 移動を含めて何時間使うのか
- その時間でいくら増えるのか
- 本業や生活に影響しないか
- 自分が副業に求めているものと合っているか
まで確認します。
今すぐ少し収入を増やしたいなら、スキマバイトを試す。
将来につながる経験が欲しいなら、別の副業を見る。
どちらでも構いません。
まず勤務先のルールを確認したうえで1回だけ試して、
「この時間の使い方なら続けたいか」
を自分で確認してみましょう。
あわせて確認したい判断材料
「空いている時間」も、自分の時間。
収入に変えられる時間だからといって、全部働く必要はありません。勤務先のルールを確認してからまず1回試し、その収入と使った時間の両方を見て、もう一度やりたいか決めてみましょう。

